技術解説 オペアンプ減算回路のシミュレーション
2018年11月20日
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アナログ回路設計
オペアンプ減算回路のシミュレーション
SPICE(アナログ回路シミュレータ)を利用して減算回路の動作検証を行います。
本稿では、アナログデバイセズ社が無償公開しているLTspiceを使用しています。LTspiceは、アナログデバイセズ社のサイトよりダウンロードしてご利用ください。
シミュレーションファイル
シミュレーションファイル「sub_sim.asc」を参照してください。
ファイルはzip形式です。ダウンロード後に展開して下さい。LTspiceがインストール済のPCであれば、展開後のファイルをダブルクリックするとLTspiceが起動して上記ファイルを読み込みます。
シミュレーション回路
使用オペアンプモデル
回路シュミレーションで使用するオペアンプの物理モデルパラメータは、汎用オペアンプ(LT1013:324タイプ相当)を使用しています。
シミュレーション条件
各入力にV1,V2信号を入力し、10msのトランジェント解析を行います。
●V1入力: 1Vp-p、f=1kHz
●V2入力: 0.5Vp-p、f=1kHz
回路定数は、
R1 ＝ R2 ＝ R3 ＝ R4
であり
V1 － V2 ＝ Vo
となる設計です。
従って、
V1＝1V、V2＝0.5VなのでVo＝0.5Vの振幅信号となる想定です。
シミュレーション結果
設計通りにオペアンプ(LT1013)の出力には、0.5Vp-pの信号が観測されています。